今年度の家計を考えるうえで、これからかかる子育てに関するお金について、自分が整理できるように調べたことなどを書いて整理していきたいと思っている新米親父のたかじー(@taka_g_gzm)です。
何となく子育てに1,000万円必要とか聞いたことはありますが、実際にどうなの?と言われるとちゃんと調べたことがなかったので、教育費について情報を探していたらいいのがありましたよ。文部科学省では「子供の学習費調査」を2年に一度行っていて、現在は平成29年12月22日に公表されたものが最新のデータなので下記にリンク貼っておきます。
(最近、各省庁のデータとかよく見るんですが、結構おもろいのあるんですよね。)
この資料を見ると学習費は大きくわけて3種類に分かれています。
- 学校教育費(学校教育のために各家庭が支出した全経費)
- 学校給食費(給食費)
- 学校外活動費(学習塾,習い事などへの支出)
幼稚園から高校までオール公立の場合は15年間で540万円程度の学習費がかかるようです。以下に内訳を。
- 幼稚園(3年):約68万円
- 小学校(6年):約193万円
- 中学校(3年):約143万円
- 高校 (3年):約135万円
正直大学は行かなくてもよいと個人的には思っているので対象外。本人が研究者の道に行きたいようであればそのときに考える。
こちらに生活費が3万(食事、服など)と設定して計算すると
3万円×12ヶ月×15年=540万円
つまり高校卒業まで必要なざっくりとした金額は
学習費540万円+生活費540万円=1,080万円
もちろん、公立でなく私立であるとか、学校外活動費であるとか、生活費であるとか合計はいかようにでも変わりはするけども、案外1,000万というのはざっくりとした目安としては良さそうな数字ですね。と、ここまで書いたあとに「学習費で1,000万」っていうのがよく言われている話だと知りました^^;生活費は抜いた状態だったんですね…
改めて、先程リンクした文部科学省の調査でケーススタディがあるので見てみると幼稚園~高校までで6つのケースが記載されていました。
幼稚園 | 小学校 | 中学校 | 高校 | 学習費 総額 |
|
---|---|---|---|---|---|
1 | 公立 | 公立 | 公立 | 公立 | 540万円 |
2 | 私立 | 公立 | 公立 | 公立 | 616万円 |
3 | 公立 | 公立 | 公立 | 私立 | 716万円 |
4 | 私立 | 公立 | 公立 | 私立 | 792万円 |
5 | 私立 | 公立 | 私立 | 私立 | 1,047万円 |
6 | 私立 | 私立 | 私立 | 私立 | 1,770万円 |
公立と私立で学習費にかなりの開きが出てきますね。自分のところは0歳時から保育園に預けているのでもう少し高くなりますが、ケース1かケース3をベースに考えるとある程度近しい数字になりそうです。学習費+生活費も含め1,000万円ってのは我が家の目安として悪くはなさそうです。
学習費の総額は必ず必要な額ではない
一番最初に記載していますが、この学習費ってのは3つの要素から成っていて学校外活動費はいわゆる習い事などにかかる費用ですね。公立小学校で見てみると学習費のうち7割近くが学校外活動費となっています。
つまり約7割が必ず必要な額ではないんです。親や本人の意思で「かけた」教育費なので、学校教育費や学校給食費と違って調整は可能なところですね。ちなみに、中学校と高等学校に関してもグラフにするとこんな感じです。
中学校も学校外活動費の割合が高く、高等学校になると初めて学校教育費の比率が高くなります。
教育費に優先順位をつける
0歳〜6歳の幼児教育は「投資対効果」が1番良いって聞いたことがありますが、各家庭でどれくらい教育に「かけて」いくのか。家族の予算をどう割り振ることが一番幸せになるのか。それに見合った効果はでるのか。今まで社会人として仕事で培った能力を最大限に活かしていく必要があるなと思いました。ただ漠然としていたことが少しだけですが調べたことで、ちょっと具体性が出てきた気がします。
何かしら新米パパ・ママのお役に立てたらという思いと、こんなことも大事だよということも逆に教えてもらいたくこのカテゴリーについてもブログに書いていこうと思います。
一旦目安はできたので次回は教育資金ってどうするの?を調べてまとめていきたいと思います。