情報の正確さや真偽
っていうものを判断するのはなかなか難しいですよね。ネットの普及やSNSでフェイクニュースなどを目にする機会もずいぶんと増えてきました。
少し前ですが、日本では医療系サイトWELQの問題なんかが有名なところではないでしょうか。巷にはなんちゃって医学や科学が多く存在してますが、正確な情報はどれか?と言われると判断が難しいものは多くあると思います。
こんにちは、最近子どものためにもできるだけは健康な身体にしようと思っている たかじー(@taka_g_gzm)です。まだまだですけども。
少し前にTwitterでこちらの情報が流れてきました。
【発売10日で10万部❗️】
皆様のご支援のお蔭で『#究極の食事』の重版が決定し、発売10日で累計4刷10万部になりました。ご購入頂いた方、ご紹介して下さった方ありがとうございます🙏日本人の食に関するリテラシー向上のため、引き続きよろしくお願い致します究極の食事→https://t.co/XRjf857LEe pic.twitter.com/wfl8Gx6DkF
— 津川友介 (@yusuke_tsugawa) 2018年4月23日
エビデンスの強さから現時点(今後も覆る可能性が低い)での健康にいいとされる食品についてまとめられた本です。おもしろそうだなと早速Amazonで購入しました。
情報を鵜呑みにしないためにも
今までそんなに健康について考えたことはなかったんですが、若い頃よりもずいぶん太ったしこのままだといづれ危険かなと食事や運動などの生活習慣を少しづつ見直し始めています。
しっかりと情報を理解する必要があること
ずっと思っているのが健康に関しては生存バイアスにかけられた情報が多そうってことで、たとえば下記のようなテレビ番組見たことありませんか?
「沖縄は長寿だ。→長寿の人が何を食べているか。→みんな○○を食べている。→○○を食べられば長寿になれる。」
これだと沖縄で長寿の人は○○を食べていることは言えても、○○を食べれば長寿になれるかは別の話ですよね。
ほかにも自分の周りでは食事中のコレステロールの量と、血中コレステロール値の間に相関がないというニュースが出てから、食事のコレステロール気にしなくていいって言う人が増えました。下記はこの本のコラムから引用です。
「食事中のコレステロールの量と、血中コレステロール値の間に相関がない」ことと、「コレステロールを多く含む食事をしても健康に悪影響がない」ことは全くの別問題であるからである。
自分も含め人間はなるべく都合がいいように解釈しようとする例ですね。マスからの情報ってそのまま信用してしまいそうですが、考えてみれば企画考えコンテンツを作るのは健康に関しては素人なのでそういうことが発生するのでしょうか。みたいなことを何となく考えたりしてしまいました。
強いエビデンスとは
論文や研究データでもエビデンスの強いものから弱いものがあるっていうのは再認識させられました。どういったものがエビデンスとして強いものかなどは本書を読んでいただければすぐにわかります。
エビデンスの重要性が理解できたら「発言力がある人が言ってたから」などはまったくもって非科学的なのがわかるんじゃないでしょうかね。
まとめ
本の内容は非常にシンプルで、1~2時間くらいあれば読める内容だと思います。興味がある人はこちらのYahooニュースがダイジェスト版みたいなものなので見てみるといいかもしれません。
個人的に一番おもしろかったのは栄養素と食品そのものの関係性です。これからの研究でどんな結果が出てくるのか気になってしまいました。
最後に、この本を読むと極端な人はあれもこれも食べられないって思うことになりそうですが、筆者が最初に書いているように身体への影響を理解したうえで食事を楽しむことが大切ですね。