いつもブログを拝見している
こびと株さん(@kobito_kabu)の記事で、
国民年金が結局お得なのか、損なのかを
書かれた記事が先月公開されていました。
IRR関数って初めて知ったけど、
なんて便利なものなんだとしみじみ。
そして、やっぱり国民年金は
お得だよなと思ったわけです。
厚生年金については全然ダメやけどね。
今回なぜこんなことを書いているかというと、
繰り下げ受給した場合って
実際どれくらい違うとかいな?
なんて疑問がふとわいたからなんですね。
70歳からの繰り下げ受給だと、
42%も受給額が増えるんですよ。
だったらそっちのがお得じゃない?と思って。
こびと株さんに尊敬の念をいただきつつ、
IRR(複利)で算出してみたいと思います。
by たかじー(@taka_g_gzm)
正しい利回りについて
自分がどうこういうより、
こびと株さんのブログ見てください。
意味が難しいと思うかたは、
IRR=複利と考えればいいと思いますよ。
計算するうえで必要なのは2つで、
- 投資期間
- キャッシュフロー
これをIRR関数で算出するだけです。
計算についてはほんと簡単ですね。
それじゃ実際に計算してみましょう。
国民年金の仕組みと繰り下げ受給
日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満の
すべてのひとが国民年金の被保険者となります。
1カ月当たりの保険料は16,410円で、
平成31年4月分からの年金額は
780,100円(満額)になっています。
通常は65歳から受給開始となりますが、
繰り下げ受給することで、
増額した年金を受け取ることができます。
最高で42%も増額して受け取れるんですね。
国民年金は生きている限りもらえるもので、
繰り下げ受給のほうがいい気がしますね。
通常受け取りとどれくらいの差がでるのか、
実際にIRR関数で計算してみましょう。
年齢による国民年金の損得を計算してみる
20~59歳までは支払い、
70歳から年金受領開始として、
エクセルにまとめていきます。
ちなみに、2019年8月時点の数値なので、
今後、保険料や受領額は変わっていくことを、
理解したうえで見てくださいね。
男女の平均寿命と100歳まで生きた場合の
受給総額を抜き出してみると、
65歳からの総受給額 | 70歳からの総受給額 | |
81歳 | 13,261,700 | 13,292,904 |
87歳 | 17,942,300 | 19.939,356 |
100歳 | 28,083,600 | 34,340,002 |
投資商品と同じように、
どれだけのリターン(複利)で、
運用できたかというと、
平均寿命まで生きれたら、
十分にお得な投資商品といえますね。
だって、長生きすればするだけ、
どんどんとお得になっていくんですから。
ただし、早くに亡くなると、
払い損にはなってしまいます。
終身保険と考えたらしょうがないかな。
節税効果も含めた国民年金の複利効果
サラリーマンは年末調整で処理されているので、
気づいていないかたも多そうな気がしますが、
全額控除されるんですよね。
参考として、
所得税10%、住民税10%となると、
19万6920円×20%=3万9384円となり、
約4万円の節税になります。
所得税は収入によって変わるので、
あくまでも参考としてみてください。
つまり、キャッシュフローとしては、
プラスの扱いになりますよね。
それを加味してみると、
節税効果を反映する前よりも、
より魅力的な結果になりましたね。
払い損にならない年齢も
さきほどより2歳下がりました。
もちろん、払い損になる可能性もありますけども。
繰り下げ受給したほうがいいの?
じゃあ、繰り下げ受給にしたほうがいいの?
と聞かれると確率論にはなってしまいますので、
答えは自身の判断によるっていうことになりますが…
70歳まで生活に困らない資産をつくっておいて、
繰り下げ受給を狙うのがひとつの選択肢であるかな。
そんな風に思えますね。
今後の制度はどうなるかわかりませんが、
自分は繰り下げ受給で考えていますよ。
そのため、iDeCoだったりします。
早く亡くなったら残念だった。
長生きしたら儲けものくらいで。
自分が納得できる答えだしてね。
まとめ
というわけで、
繰り下げ受給したらどうなの?
という疑問からIRRをもとにみてみました。
平均寿命よりも長生きするなら
お得にはなりそうですね。
とはいえ、
- 今後はどうなるの?
- 年金破綻すんの?
とかの疑問については、
今回書きたい内容と違うので、
ここで書くことはありません。
ただ、民間レベルでこれを超える
終身保険がつくれることはない。
それだけは確かじゃないのかなー。
というコメントで締めたいと思います。
なら、またね~