保険

自分たちが受け取る年金は現在の収入の半分以下かも?まずはちゃんと知ることからはじめないと危険ですよ

年金

年金のニュースが盛り上がりましたね。
国会のほうでも答弁であれこれと。

正直、いろんな勘違いやすれ違い、
メディア側の煽りもあるなと思います。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6326700
https://toyokeizai.net/articles/-/286341

今回の記事では、年金について

  • 知っておくこと
  • 考えておくこと

これらをまとめながら
自身の年金の知識の整理をしていきます。
誰かの役にたったらうれしいですね。

by たかじー(@taka_g_gzm)

たかじー

一緒に年金について学んでいきましょう。

この記事のポイント
  • 公的年金制度は破綻しないでしょう。
  • 破綻はしないが、年金問題はあります。
  • 老後のライフプランについて考えましょう。
  • 不安にかられて変な金融商品に投資しないこと。

年金制度について

年金というと老後にもらえるもの。
そんな理解のされかたをしていたりしますが、
実はそれ以外の役割もあるんですね。

  • 老齢年金
  • 障害年金
  • 遺族年金

聞いたととあると思いますが、
障害年金や遺族年金も年金の一部です。
今回は老齢年金についての記事になります。

年金の仕組み・運用

年金には積立方式と賦課方式があります。
日本では賦課方式が採用されていますが、
これが勘違いされていたりしますね。

たかじー

自分たちが支払った分をもらう積立方式ではないんよね。

賦課方式(ふかほうしき)

自分たちが支払っている保険料は、
現在の年金受給者に給付される。

公的年金制度の費用負担のしくみ

公的年金の財政
画像引用元:保険料負担のしくみ
  • 現役世代が負担する保険料
  • 国庫負担(消費税などの税金)
  • 積立金(GPIF)

年金はこれらで支給されることになります。
つまり、この収入源がなくならない限り
年金破綻はしないですよね。

ただし、あとで書きますが、
年金問題はもちろん昔からあります。

公的年金の財源の内訳

最近のデータだとこちらですかね。

厚生年金・国民年金の平成 29 年度収支決算の概要

科目などがわかりずらいので
間違って理解しているかもしれませんが、
平成29年の年金支給は50兆円強で、
それは保険料と国庫負担でまかなわれているようです。

そして、今後の人口減少時には
積立運用された積立金も取り崩されていく予定。

年金給付の内訳

こんなバランスですかね。
現在は社会情勢にあわせて、
給付水準を自動的に調整しています。
マクロ経済スライドというやつですね。

注意点

年金は今の生活を100%保障するものじゃありません。
今は現役世代の給与の6割(所得代替率)ほどが給付されています。

公的年金制度を持続させるために

知らない方もいると思いますが、
こんな調整がされています。

上限を固定した上での保険料の引上げ

源泉徴収票をちゃんと確認しているひとは
わかっているかと思いますが、
社会保険料って年々上がっていますよね。

ただし、負担が増えていくだけにならないように、
保険料の上限は決まっています。

これがそのままいけるかは不明ですが。

基礎年金国庫負担割合の1/2への引上げ

基礎年金の給付費の1/3には、
国庫負担(税金)が使われていましたが、
この割合を、1/2へ引き上げられました。

積立金(GPIF)の運用

今まで年金で使われなかったお金は
積立金として資産運用されています。

2001年からの累計収益は56.7兆円です。
年率2.73%と堅実な運用といったところかな。

GPIF運用益

この積立金は今後の人口減少とともに、
100年間かけて取り崩していく予定。
たぶん、これが年金は100年大丈夫みたいに
言われていた根拠のようなものだと思います。

年金は破綻しないが「所得代替率」における年金問題

所得代替率とは

手取り収入に対する年金の給付水準の割合のこと。

再掲になりますが、
年金は今の生活を100%保障するものじゃありません。
一応、所得代替率は50%を確保すると法律で定められています。

実際に50%ちゃんと確保されるのでしょうか。
平成26年の財政検証で所得代替率の見通しが、
A〜Hの8つのケースで試算されています。

ケースFとGで50%切る試算が出ているじゃないですか。

少子高齢化でわかりきったことなのに、
先延ばしにしてきた結果がこれなので、
自分たちのときは40〜50%くらいになりそうです。
この年金問題は解決されることがなさそうですが、

いかがなものでしょうか。

平成26年でのモデルケースでは、
所得代替率は62.7%なので、

20%以上さがる可能性がありますね。

では、現状の収入の40%となった場合にどうするか、
それを考えるのが重要になってきます。

  1. 自助努力によりまかなう
  2. 生活水準をさげる

基本はこのどちらか(もしくは両方)を
選択する必要がありますね。

ちなみに、次の財政検証は、
令和2年くらいらしい。

えりちゃん

今の収入の半分以下とかやってらんない。

たかじー

子育て終わるわけやし、
何にお金が必要か考えてみらんと、
なんとも言えんところやね。

老後のライフプランを検討

どんな老後を過ごしたいかを
考えておかないと厳しい世の中です。

どんな生活をしたいかで、
生活コストは全く異なりますよね。
すべての家庭を一緒に考えてもしかたないですね。

年金の試算額を知る

ねんきんネットで、
試算額が出るので、
ひとまず確認しておきましょう。

あくまで試算となりますが、
漠然としたものよりも、
イメージしやすくなりますよ。

ライフプランを考える

自分がどんな老後を過ごしたいのか考え、
年金だけで対応できるのか、
自助努力でどれくらいが必要なのか、
計画を立ててみましょう。

えりちゃん

結局、うちの場合はどうなの?

たかじー

離婚しなくて、
今のままの保険料払えば、
年金だけでも大丈夫やと思うよ。
iDeCoとか資産運用しとるしね。

えりちゃん

おい、離婚する気なのかよ。

金融機関のセールストークに注意

「老後のこと考えて、対策しなくても大丈夫ですか」

こんことを言いながら、
金融商品の営業が盛んになりそうな気がしますね。

不安だからと意味のない保険に入ったり、
手数料の高いぼったくり投資信託を購入したり、
そんなことが起こりそうな心配があります。

ファイナンシャルリテラシーをあげて、
ちゃんとした資産をつくるようにしましょう。

たかじー

営業される金融商品っていうのは、
人件費がのっかってくる分、
割高になるので注意してね。

まとめ

年金について整理しながら、
考えをまとめてみました。

結論
  • 年金問題はあれど、老後の収入の柱のひとつである
  • 余裕をもった生活をするためにはほかの収入源も必要

そもそも年金だけで、
なんとかなるなんて思っていないので、
ちゃんと資産は築けるよう投資をしています。

投資内容についても
少しずつ記事を増やしていきますね。

たかじー

お金についての知識を一緒に深めていきましょう。

もし、認識が違うとか、
これは間違っているよとか、
そんなことがあれば教えてください。

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ABOUT ME
たかじー
沖縄歴10年以上の移住サラリーマン。子育て奮闘中の"沖縄移住クッキングパパ"。料理担当、ほかの家事はダメダメ。子連れでもいける美味しいグルメの食べ歩き、飲み歩きが好き。沖縄移住や観光、沖縄好きなひとにリアルな情報を発信中!
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